今年の春、かねてより望んでいた車の免許をついに取得。
これにより憧れであったロードバイクの車載ができるようになったのはいいものの、機会に恵まれず実行したのは未だ1回のみ…。(しかもかなり近所)


そんな折、友人とLINEをしていたところ、淡路島に行きたいという話題が出たのでこれは好機とみて、「車出そうか?」と提案してみたところ良い感じに食いついてきてくれたので、"友人の友人"を加えた3人で淡路島へ行く事が決定!


ライド前日のうちに車へ荷物やらを積み込んでおいたのですが、車載ってやつは輪行に比べてかなり楽です。輪行の場合はできるだけ荷物を減らそうとあれやこれやと持ち物を吟味しないといけませんが、車であれば「とりあえず持っていくか」が使えるので超絶助かります。しかも、工具類も一式積んでおけば目的地へ到着後に自転車の異変に気付いても対応できるという心強さ。ずぼらな自分は車載との相性が良いようです。


さて当日、いよいよ車へロードバイクを積み込みます。友人(H)を拾うまでは1人なのでとりあえず端っこへ置き、この日の為に買ったバンジーコードで固定します。
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フロントホイールを外し、後輪にはディスプレイスタンドを付けておけば、それだけでそこそこ安定するので固定もステム部分に1ヵ所のみ。

忘れ物が無いかを確認したら車へ乗り込みエンジンをオン。ローディーしてんなぁとニヤニヤしながら淡路島へと繰り出します。
日曜日の早朝ということでガラガラの高架道路をパンダカラーのクラウンに気を付けながら快調に飛ばし、待ち合わせ場所のローソンへ到着。ほどなくしてHが姿を見せます。

さて、2台目ですが、まだまだスペースには余裕があるので、前後を逆に積み込み、あとは1台目と同じ要領でやれば簡単に載せられました。写真を撮り忘れたのが痛い。


スパゲッティモンスターがどうのこうのなんて会話をしながら高速道路を利用し次に目指すは西宮。
阪神高速ETC乗り放題パス」なるものに応募しておいたので阪神高速圏内であれば定額で乗り降りし放題!学生にはありがたい。

湾岸線を通るルートを予定していたのですが、ナビがややこしい案内をしやがるので誤って神戸線へ入ってしまうアクシデントはあったものの、助手席のHにナビのアシストをしてもらい、時間通り第2待ち合わせのコンビニへ到着。

さて、いよいよ友達の友達(F)のロードバイクで3台目です。スペース的には入るとは思うのですが…果たして…




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見事3台入りました。何なら細かい隙間は結構あるので細かったり、小さい荷物ならまだまだ積めます。今まで無駄にでかいと思っていた70ノアのサイズがようやく役に立ちました。


無事に今日の参加者を全員拾えたところで、目指すはついに淡路島!
なんて行ってももう既に西宮まで来ているので高速道路を使えばすぐです。そのまま神戸線へ戻り、第二神明へ突入すればそこらの標識にチラホラと明石海峡大橋の文字が現れます。


ぐねぐねしたジャンクションを通過し、トンネルを抜ければ…ついに…!
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絶景かな、絶景かな。
(実際は運転してたのでまともに見れず…泣)



橋を渡り終えると淡路ICで高速道路を降り、謎の細い道を通って岩屋ポートビル駐車場へ。1日500円です。安い…!
ただ内部は「都市百貨店の駐車場かよ!」ってレベルで狭い。。。



行くぜアワイチ!
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…なーんて写真撮って意気込んでいたのに、この後、前輪が路面の溝にはまっている事に気付かずペダルを踏み込もうとしたので、バランスを崩し"立ちゴケもどき"をやらかす惨事。
サドルの側面とモチベがゴソッと削り取られました。

気を取り直し改めて出発。普段通学に使ってるロードのタイヤが32cなので、23cのタイヤに違和感を覚えながらもまずまずのペースで走る。

で、あっさり洲本到着。淡路島チョロいな?
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洲本からは平野パンへ寄るためにショートカットコースへ。(ここをもってアワイチではなくなる笑)
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水仙郷抜きの淡路島、ゆるポタですね。



平野パンはパッと見た感じ一般民家だったのでスルーしかける。
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サイクルラックが置いていないのでサイクリストフレンドリーなお店ではないようです。(まあ、オシャレに気を使った店内で場違いなピチピチジャージの男どもが食事してたら、せっかくの雰囲気ぶち壊しなので気持ちは分かる)

そういうわけで、店先のフェンスに自転車を立て掛け駐輪する。するとここで鍵を忘れてきたのに施錠しかけるというハプニングが発生。ホント未遂で済んでよかった、、、


店に入るとFとHがインスタ映えしそうなデニッシュを選んでいる中、自分は地味なさつま芋タルトをセレクト。
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案外、素朴そうなやつの方が美味しかったりする。デニッシュはフォークに加えナイフまで持ち出しえらく食べにくそうでした。自分はフォークだけでサラッと完食。(勝ち)


糖分補給も完了したところで、再び同じ道を福良へ向けて進みます。
途中で気付いたのですが、この道は初めて淡路島へサイクリングへ来た時にも通った道でした。
あの時はまだまだ初心者で、走り方もダメダメな上ハンガーノックにもなってましたから半分苦行でした…。今となってはハンガーノックなど縁のない話で、懐かしいばかりです(←5月になってる)


談笑を交えながらダラダラ進んで行くと前方右側にとある看板が見えてきました。

 " 淡路島牧場 " 

 パン屋から10kmと走ってませんが次の補給ポイントに到着してしまいました。これが漫画でよく見かける「摂取カロリーが消費カロリーを上回るライド」ってやつか。
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自転車を止める場所が見当たらなかったので適当に停めておきます。
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とりあえず昼飯だろうと食堂へ向かい、券売機で食券を買います。選んだのはもちろん…






肉(BBQ)です。(¥2,270 )
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すぐ横がガラス張りになっているので牧場内の乳牛を眺めながら淡路牛を頂けます。
お味の方はそれといった感想はなくフツーでした。ちょっと高かったので残念。あとローディー的にはご飯をおかわりし放題にしてほしいところ。

同じ建物内に淡路牛乳の試飲コーナーもあるので、もちろん何杯か頂きましたが、搾りたてというわけではなく既に大阪のスーパーでもよく目にするあの紙パックに詰められたモノが冷蔵庫に入っており「ご自由に取り出してお飲み下さい」状態なのでこちらも感想がない…パック加工されてからの経過時間はそりゃこっちの方が短いでしょうが、普段飲んでるものと違いが分からん(汗)

淡路島牧場内で美味しいと素直に口から出たのは売店で売ってたソフトクリームです。初冬の寒空の下、凍えながら食べました。笑

ケージで飼われていたウサギにアイスのコーンを食わせたりして戯れていたら意外と時間が経ってしまい、都合上時間がかかりすぎるとよくなかったので急いで出発します。


淡路島牧場から福良へも約10kmとすぐのため、普段は休憩のために立ち寄る事がほとんどですが今日はスルーして先を急ぎます。

福良まできてしまえば、この後はだいたいどのルートを選んでも登りが始まります。自分とHは全然問題ないのですが、初心者のF君は食後ともあって辛そうです。朧気な記憶を頼りに「この坂が確か最後やから頑張れー」と声をかけていたのですが、もちろん終わることはなく、これを繰り返すこと3回、自分はF君からの信用を完全に失ってしまいました。


かなりゆっくりながらヒルクライムゾーンを脱し海岸線へ。ここからはペースを上げて巻き返しを図ろうと思っていたのですが、F君脚を使い切ってしまったらしくペースが上げられません。
途中からは機材差を考えても明らかにおかしかったので、色々と聞いてみるとどうやらハンガーノックっぽい。昼以降食べてる物は自分たちと同じなので朝食が悪かったか、はたまた体質か、やはりローディーとは切っても切り離せない問題です。


予定より1~2時間ほど遅くなったので使うと思ってなかったライトを点灯させる事になり、ちゃんと用意しててよかったと安堵しながらゴール。
ライトアップされた明石海峡大橋が見られるという点においては、遅い時間のゴールも良いかなーと思えます。


ゴール後は車に自転車を積み込み、本州へと戻り、銭湯へ!
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あぁ~たまらんっ!
輪行じゃ自転車あるし、着替えは無いしで絶対にできない、車載勢にのみ許されし技。ライド後すぐに銭湯なんかで休めるのは本当に最高です。輪行だったら時間的に、満員電車の中だっただろうなぁー。


銭湯からの銭湯飯。
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ライド後の程よい疲労感と温泉の極楽感、この2つの相乗効果でなんてことないうどん定食がミシュラングルメに早変わり。

食後、飲み残したお茶を飲みたいわけでもないのにすすりながらぼーっとする時間も何とも言えない至福感でいっぱいです。帰りたくねぇ。
でもさっさと帰らないと運転中に眠気で居眠りしそうなので、重い腰を上げお会計です。


あとはもう、自動で事が進んでいく感じでした。運転も今日はノアなのでアクセル踏むだけで勝手に進みますし、楽なもんです。夜に加え知らない道なので気は張りますが。

参加者各々を送り届け帰宅したあとは、歯を磨けばすぐに寝られたのも銭湯のありがたさを感じました。



これで完全にあのクソ面倒な輪行はやりたくなくなったので次からは可能な限り車載サイクリングになりそうです。